(その1)AH21による便秘改善の評価
5週令のWisterラット、雄及び雌各1群5匹を代謝ケージで飼育した。ラットは、購入後2週間の予備飼育後、実験を開始した。飼育室は明暗サイクル12時間(明期7:00〜19:00)、室温24±1%の条件下に設定した。被験物質は凍結乾燥粉末及び液状物質(国際バイオジェニックス研究所より提供)である。液状被験物質は1M炭酸水素ナトリウム水溶液にてpH6.8〜6.9に調整し、原液及び脱イオン水にて2倍、及び4倍希釈したものを1ml/匹になるように飲料水に加え自由摂取させた。粉末状被験物質は1日当り500、250、及び125ml/匹になるように餌に混合し自由摂取させた。コントロール群は飼料及び飲料水を自由摂取させた。
ラットを上記条件にて1週間飼育後、ストレス負荷前にエーテル麻酔下にて眼底静脈叢より採血し、ヘパリン加血液を得た。次に、ラットを金網に固定し、35±1℃の恒温水槽から鼻先が水面上に出るようにして1時間固定した。水浸拘束終了後、0、30、60、及び90分後にエーテル麻酔下にて眼底静脈叢より採血を行い、ヘパリン加血液を得た。実験終了時に解剖を行い、胃を摘出して肉眼的観察を行った。 |
排便回数(拡大してご覧ください)
糞量(拡大してご覧ください) |